入社してから数ヶ月、「仕事が合わない」と感じたことはありませんか?
入社して少しの期間しか働いていないことで、周囲から「甘え」と言われてしまう可能性もあります。
また、仕事が合わないと感じることにより、辞めてしまいたいと思ってしまう方も少なくありません。
そこで今回は、「仕事が合わない」と思う原因と解決策を紹介していきます。
目次
1.20代で「仕事が合わない」は甘えになるのか
結論から言うと、「仕事が合わない」が甘えになるかはその原因によります。
たとえば、仕事に対して改善の努力をしていてもミスをしてしまう場合、根本的に向いていない可能性があります。
一方、「やる気がない」場合や「改善しようとしない」場合は甘えと思われてしまう可能性があります。
以上のことから、仕事が合わないことを「甘え」と決めつけることはできません。
一度冷静になって、現状を整理して考えることが重要といえるでしょう。
2.仕事が合わないことが「甘え」といえない具体的なケース
それでは、仕事が合わないことが甘えではないケースはどのような場合なのでしょうか。
具体的なケースを説明していきます。
業務内容が想定と違った
たとえば、希望していた職種と全く異なる職種に配属されたケース。
自分の想像していた仕事内容とのギャップを感じてしまいますよね。
また、希望していた職種に配属されたものの、具体的な業務に取り組んでいく内に想像していた業務と異なっていたケース。
私自身、メーカー職に勤めた際に新しい商品を企画したかったので企画営業職についた経験があります。
しかし、実際は顧客と工場とのスケジュール管理が主な業務内容だったためとてもギャップを感じ、退職を決意しました。
このように、想定と異なるギャップから生まれる仕事への不満は、努力しても改善されないケースといえます。
将来への不安
自身の成長のために入社したにも関わらず、実際の業務はルーティンワークのみ…。
自分の成長に繋がっているのか、今後スキルはつくのだろうかと不安になってしまいますよね。
同時に、今勤めている会社が将来も確実にあるのか分からない…なんて不安も出てきてしまうと思います。
せっかくやる気があるのにそのような環境にいることは勿体無いので、スグに転職することをオススメします。
パワハラ・セクハラなどの問題
自分の立場を使ってパワハラやセクハラをしてくることは立派な犯罪行為です。
あなたの大切な将来を守るためにも、そのような行為をされたときはすぐに上司に相談しましょう。
もし、それが難しい場合はすぐにでも会社を退職し、次の職場を探しましょう。
しかし、次の職場が見つかるまでの無職期間が怖いため、辞められないという方もいるかもしれません。
私自身も2社目に転職する際、3ヶ月ほど無職期間がありましたが面接した9割の会社で内定を獲得できました。
仕事を続けて怖い思いをし続けるより、勇気を持って退職を決意しましょう。
3.仕事が合わないと感じてしまう理由
それでは、なぜ仕事が合わないと感じてしまうのでしょうか。
具体的な原因を説明していきます。
やりたい仕事ができない
先述しましたが、入社前に想定していた業務とのギャップがあると仕事が合わないと感じてしまいますよね。
人と交渉するのが好きで営業職についたにも関わらず、実際は細かいデスクワークのみ…という場合は合わないと感じてしまいます。
また、別のケースだと新人でないにも関わらず、仕事を進める上で上司からの意見により、自分の思い通りに進められない時はストレスを感じてしまうことがあります。
給料・待遇に満足できない
自分がこなしている仕事量に対して、給料が上がらない時は不満を感じてしまいます。
特に年功序列の会社だと、頑張っても待遇が良くならない現状から仕事が合わないと思ってしまうのも無理はありません。
給料はやる気に直結する要素のため、とても重要な要素と言えますね。
人間関係が合わない
仕事内容へ満足していても、人間関係が悪いと会社に行きたくなくなってしまうことから、非常に重要な要素といえます。
例えば、「上司(先輩)に何を言っても否定される…。」というケース。
自分の考えが間違っていると思ってしまいがちですが、そのようなことはありません。
もしかしたら、上司(先輩)と良好な人間関係が築けていないため、気に入られず否定されてしまうのかもしれません。
上司や先輩との関係を良好にする努力をしても改善されない場合、非常にストレスがかかってしまうため退職を検討するのもオススメです。
4.退職を決める前に考えること
仕事が合わないという理由から、退職しようと考えている人もいると思います。
しかし、実際に退職の準備をする前に考えるべき、本当に今の会社を辞めるべきかの判断基準をいくつか紹介します。
やりたい仕事が今の職場で出来るか考える
先ほど、入社して実際の仕事内容にギャップを感じてしまう人も多いと述べました。
その場合、ある程度大きな会社であれば異動希望をだせばやりたい職種につくことが出来る可能性があります。
また、異動が難しい場合でも、現在行っている仕事内容の中にやりがいを感じているものがあれば注力してみるのも手です。
その中で上司に成果を認められ、その仕事のみを受け持つ担当になれる可能性があります。
まずは現状で出来ることから行動を起こしていきましょう。
人間関係の改善
「上司や先輩から好かれていない…」と苦手意識を持っている方、もしかしたらあなたが思い込んでしまっているだけかもしれません。
仕事上は厳しい意見や否定ばかりしている上司も、あなたの成長のために厳しくしている可能性があります。
実際、私自身ことあるごとに否定してくる上司に苦手意識を感じていました。
人格否定をされていると思っていた時期もありましたが、「なぜそこまで否定してくるのか?」と疑問に感じ、思い切って飲みに誘いました。
すると、「期待しているから」「今は厳しいけれど、将来的に絶対楽になるから」と上司の本心を聞くことができました。
(その時は「建前だろ」とひねくれた受け取り方をしてしまいましたが…)
実際、その後仕事ができるようになるにつれて、成果を認められる機会が増えていきました。
本心を聞いてから、退職を決めても遅くはないと思います。
自分の将来について考える
辛いことや気に食わないことがあれば、辞めてしまいたいと思うのは誰しも同じことです。
しかし、自分の将来の目標は辞めることで近づくのでしょうか?
仕事の満足度は「お金」「休み」「やりがい」の3つで構成されています。
正直、この3つが満たされている人はごく少数の割合しかいません。
自分の中で満足できる要素があるのであれば、ひとまず続けてみるのはいかがでしょうか。
しかし、自分の中で譲れない要素が欠けていた場合、すぐに転職をすべきです。
自分の人生を充実させるために、何が譲れないかをハッキリさせてから今後の進路を決めていくことが最も重要だといえるでしょう。
5.退職することを決めたらすべきこと
悩みに悩んだ上で退職を決意したあなた、すぐに辞める旨を伝えようとしていませんか?
辞める前にすべきことは山ほどありますが、その中で特に重要なことを解説していきます。
退職の決意を固める
「辞めることを決めたのに、なんでまた決意を固めるの?」と思われてしまいますが、簡単なように見えて、重要な要素です。
退職を上司に伝えたのち、ほとんどの方が上司からの「引き止め」にあいます。
「人数が足りないから…」
「給料上げるから…」
「問題があれば相談に乗るから…」
なんて甘い言葉をいわれたとき、「じゃあもう少しだけいようかな…」と退職を先延ばしにしてしまう人がいます。
断言しますが、「改善されることなど9割ないです」
そもそもあなたは上司に相談をし、悩みに悩んだ上で退職を決めたはずです。
本当に改善されるのであれば、すでに改善されているはずです。
あなたの将来のためにも、甘い言葉の誘惑に負けない意思を固めましょう。
将来の進路を決める
一度会社に入ったことで、自分が何を仕事にしたいのか、何を求めて(お金、やりがいetc...)会社に勤めているのかが具体的になったと思います。
その上で、将来やりたい業種・職種を具体的に考えることが重要です。
その方法として、大まかな手順を説明します。
この手順を行うことで自分が将来やりたい仕事を具体化することができます。
頭の中の整理にもなるので、「紙に書き出す」ことは絶対にしてください!!!
転職活動をする
何より重要なことが辞めることを決めたらすぐに転職活動に取り組むことです。
転職したいけど、休みの日に転職サイトを見るのはだるい…
なんて経験ありませんか?
私もそうでしたが、「今の仕事があるから…」という安心感で、つい転職活動を先延ばしにしてしまいます。
「そのままだと、いつまで経っても変われませんよ!!!」
億劫になってしまうのはわかりますが、現状を変えられる人は行動する人です。
また、求人情報は日に日に変わっていきます。
いざ転職活動を始めたにも関わらず、入りたい!と思った求人がすでに埋まってきて倍率が高くなってしまう…なんてことも。
応募するまでは行かなくても、日々求人情報をチェックするところから始めていきましょう。
まとめ
さて、いかがでしたか?
20代で仕事を辞めることは決して甘えではありません!
何より、辞めることを「甘え」だと感じるあなたは何よりも責任感が強い方です。
自分の人生を悔いのないものにするためにも、一歩ずつ行動していきましょう!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪