みなさんこんにちは!マトです!
今回は、新卒1年目に転職する際の面接対策を紹介します。
実際に私が新卒1年目という短期離職で転職した際、他業界への転職でも8割の企業で最終面接まで通過したテクを惜しみなく解説します。
(残り1割は内定を得たので2次面接などで辞退しました。)
元々コミュ力がありスキルもあるから8割も通過したのではないか…と思われる方もいるかもしれません。
しかし、私は元々初対面の人と話すのが大の苦手で、愛想笑いで人間関係をなんとかしてきた人間でした。
具体的に面接対策を解説する前に、私のプロフィールを紹介させていただきます。
マトのプロフィール
【経歴】
・新卒の就活では100社以上不合格
・大学4年の冬頃に内定獲得→1年で転職
・転職では応募した企業の8割で最終面接まで通過
※最終面接まで受けた企業は9割内定、その他は辞退。
・知人2人に面接対策をし、2人とも第一志望に内定
【新卒就活で起きたこと】
・大学4年の9月に心が折れ、面接帰りに公園で泣く
・面接官から「定型文を話しているみたい」と言われる
・面接官から「本心で話していないみたい」と言われる
このように、新卒の就活時は悲惨としか言えないものでした…。
転職の際「挫折した経験は何ですか?」と聞かれた際も即答で「新卒の就職活動です」と答えたほどです。
ではなぜ、そんな私が転職の際は上手くいったのでしょうか?
実は新卒の就職で挫折をした後、「意識改革」と「伝え方」「テク」を自分で研究したことで、面接が得意になるまで至りました。
本記事では、その際研究したことや改善したことをもとに解説します。
実際に知人を内定までサポートした実績もありますので、ぜひ転職の際は参考にしてみてください!
※今回の記事では書類選考は通過している前提で解説します。
目次
新卒1年目の転職面接で不安なこと
まずは、新卒1年目という短期離職で面接をする際、不安なことなことは様々あると思いますが、代表的なケースを紹介します。
実績やスキルがない
代表的な不安が「実績やスキルがない」ということです。
そもそも研修中の方もいると思うので、面接で自己PRと言われても…という方がほとんどだと思います。
実際、短期離職の場合は仕事について話せることが少ないのが当たり前です。
しかしESや履歴書時点で通過していれば、企業側も短期離職ということを理解した上で選考を通しているため、その点については安心してください。
大切なのは、その間に何を意識していたか。何を学んだかということです。
エクセルに触れたこともなかったにも関わらず、調べればある程度の表は作れるようになったくらいで大丈夫です。
そのような経験や当時の気持ちを思い出して、アピールできそうなものをピックアップしていきましょう。
退職理由について聞かれる
こちらは転職の面接の際に必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
数年勤めた後であれば説得力のある回答をできるのですが、短期離職の場合は具体性のある回答をできないと面接を突破することはできません。
「人間関係が悪いから、給料がもっと欲しいから」などの理由であると転職しても辞められてしまうのではないかと不安にさせてしまうので、考え抜いた結果転職することをオススメします。
しかし、業務内容や将来の目標にもとづく退職理由の場合、逆に志望動機に繋げられる強いアピールポイントとなります。
後ほど解説しますが、退職理由を聞かれたからと苦手意識を持たず、好印象を与えられる回答をしっかりと準備していきましょう。
短期離職で印象が悪い
「最低3年勤めてから転職」という言葉があるように、何かと3年という単語は聞いたことがあると思います。
実際、業務を理解し様々なことを体験できた上で良いところや悪いところに気づけ、実績やスキルがついてくるのが3年です。
もちろんある程度勤めた方が面接も容易に進むのですが、短期離職が悪いというと一概にそうとは言えません。
大学を卒業し、3年も経てば25歳になります。
一度働いたことで他業界や他職種を目指したいと思うこともあるかと思います。
そうなった時、行動を早くし転職をしなければ、また給与はイチに戻り、そこから上げていくことになります。
特に他業界や他職種に転職する際は、年齢が上がるにつれて難易度が上がると言われているため短期離職だからと不安になる必要はありません。
面接官が重視するポイント
それでは、短期離職の人と面接する際、面接官がどのような点を重視しているかについて解説します。
すぐに退職しないか
短期離職ということを見た時、一番に心配する点がこちらです。
採用にもお金と時間がかかっているため、採用した後にすぐ退職。となってしまうと企業にとっては避けたいところです。
しかし、先ほども話したように具体的な理由と明確な目標があれば説得力があるので安心してくださいね。
入社してギャップを感じないか
すぐに退職しないか、ということに繋がりますが納得できる理由と目標があったとしても、入社後に「なんか違うな」と思われて退職されるリスクがあります。
ここを無くすために、面接官側からも企業の社風や業務内容のする合わせがあると思います。
その際に、いかに前向きな回答ができるかで面接官からの評価も変わってくるので意識して回答してください。
社風と合うか
人間関係で退職した人には特に心配してしまう点です。
会社には様々な人がいるので、合わない人もまた出てくるかも知れません。
この際に無理して「大丈夫です」と答えるとあなたの精神的にも大変なので、ここでは正直に回答しましょう。
また、逆質問の際に直属の上司の性格や経歴、同じチームにはどのような人がいるのかなどは具体的に聞いておきましょう。
さらに企業理念を見ておくと会社全体の社風がわかるのでチェックしておきましょう。
私が転職した際は他業界への転職だったのですが、実績などは問われない場合がほとんどでした。
あなた自身の強みをアピールしていきましょう!
新卒1年目の面接でよく聞かれること
それでは、具体的に面接対策の解説をしていきます。
実際によく聞かれる質問を紹介するとともに、私の体験談をもとに効果的な回答ポイントを解説していきます。
自己紹介
まずは自己紹介です。
こちらは自分のプロフィールだけを話せばいいと思われている方もいますが、すでにアピールタイムは始まっています。
仕事の話を盛り込んでいきましょう。
具体的に下記の構成で自己紹介を考えましょう。
ここで大切なのが、「一息で言える」くらいの長さにすべき点です。
具体的な内容は面接官から触れてくれますので、アピールポイントなどこれについて質問してくれれば大丈夫!と思えるようなことを話しましょう。
また、緊張してしまう方や目つきが悪いなど懸念点があれば冗談混じりに混ぜていきましょう。
自己紹介の例
御社が第一志望のため大変緊張しておりますが、よろしくお願いします! など
私は声に抑揚がなく本心がわからないとよく言われるため、最初にそれを伝えていました(笑)
自己紹介はその後の印象に大きく影響します。
また、そこで出した声の大きさや雰囲気がその後にも引きずってしまうため、最初は可能な限り大きな声で最大の笑顔で話しましょう。
志望動機
自己紹介の流れで特に聞かれることが多い質問です。
一番といって良いほど重要な質問のため、しっかりと準備をして回答しましょう。
志望動機を回答する上でのポイントは下記の通りです。
大切なのが「この構成で話すこと」です。
最初に結論である会社でしたいことを話すことで面接官に「この人はこういう事がしたいんだな」と印象に残します。
そこから業界→職種の志望動機に移ることで志望理由をより具体的にしていき、なおかつ面接官が理解しやすい流れを作ります。
連続で話し続ける人の話は想像以上に頭に残らないものです。
伝えたいことを片っ端から話していると「結局この人は何をしたいんだろう?」と思ってしまうので必ず結論から話してください。
また結論を話す際に、ただ「この業務を行いたいから」という理由ではなく「その業務を行い何を成しとげたいか」まで話してください。
ここについては業界理解と会社の理解が重要になります。
それが甘いと、どれだけアピールをしようが会社に合っていないと判断されてしまうため、HPを読み込むなど事前準備を行ってください。
そして、志望動機に説得力を持たせるために「前職での経験で活かせること」は必ず入れてください。
それを志望している職種の業務内容と結びつけることでメリットを見出せるだけでなく、業界研究をしているという熱意の評価にも繋がります。
営業職からマーケターに転職する際の例
営業にてお客様の潜在的な悩みに対して適切な商品を提供した経験は、マーケティングのインサイト(顧客の隠れた本音)を探り広告を作成する上で役に立つと考えています。
さらに、他業界・他職種に転職したい場合は実体験も入れてください。
新卒の転職で入った業界や職種に不満があったから転職したいと思ったはずです。
なぜ同じ業界や職種で転職せずに変えようと思ったのか、経験や考えをここで追加して話してくださいね。
ガクチカ
ガクチカとはご存じの方も多いと思われますが、いわゆる「学生時代に力を入れたこと」です。
新卒の時だけじゃないの?と思われた方も多いと思いますが、意外に聞かれます。
なぜかというと、仕事では実績やスキルがあまりないため、その人の性格を知るために聞かれます。
ここは新卒の就活時に話したことでOKです。
自信を持って話せると思うので落ち着いて話していきましょう。
挫折したこと
この質問は「忍耐力」「自ら困難に立ち向かった経験」があるかという意図で聞かれます。
挫折した経験なんてないという方もいるかも知れませんが、大変だった経験でも大丈夫です。
その際、何が大変だったか、どのように解決したかを話せば大丈夫です。
ここでの回答ポイントは、「背景説明の際に可能な限り具体的に話す」「得たものを話す」ということです。
当然ですが、面接官はあなたの人生について全く知りません。
あなたにとって当たり前の状況でも、面接官には事細かく説明しないと挫折感が伝わりにくいです。
感情移入してもらうためにも、小説のエピローグのように状況がすぐ理解できるような背景説明をしてください。
※ただ、長くなりすぎないように注意してください。(目安は文字に起こすと3行分くらい)
また、挫折した経験から得たものを話さなければ、挫折して終わりという印象を受けてしまいます。
入社した後に困難なことが起きた際も解決できるのか、失敗から教訓を得ることができるのかを見ているのでしっかり準備してください・
強みと弱み
新卒の就活でもよく聞かれたと思いますが、私は新卒の時にこのようなことを思っていました。
ガクチカと強みって同じじゃね…?
そうです。色々と強みを話すことができる方はいいのですが、ガクチカ以外に思い付かない方もいると思います。
ですので、そのような方は性格面の強みと弱みを話しましょう。
ガクチカはあるエピソードから切り取った部分。強みと弱みはあなたの人生全てから強みと弱みを話しましょう。
こちらもエピソードを詳細に話してください。
また、弱みについて回答する際は克服するためにしたことを必ず話してください。
面接は大きな好印象を与えるより、マイナス面を削っていくことの方が簡単です。
もし克服するために何もしていなかった人は、今から始めましょう。
今行っていれば、実際に克服するために努力しているため自信を持って話せるはずです。
退職時期
こちらは2次面接以降によく聞かれます。
何も想定していないと、面接しているのに入る気がないのかなと思われてしまうため、大体の目安でいいので考えておきましょう。
今いる会社によってはすぐに退職できない方もいると思います。
内定を得た後に先延ばしをすると入社してからも気まずいため、ある程度周囲の様子から退職できそうな時期を検討しておきましょう。
逆質問
逆質問は自分が気になること(待遇や社風など)を聞けばいいと軽く思っていませんか?
逆質問は1番のアピールタイムです。
アピールしたかったことが言えなかった。もっと好印象を与えたい。そういうときに大活躍する場です。
具体的にポイントを解説します。
「企業分析の結果+アピール+質問」については熱意も伝わるため必ず行ってください。
また、企業のホームページでは具体的な業務ベースまで記載されていないことがほとんどだと思います。
企業分析したことをもとに質問は必ず行ってください。
逆質問例
御社のホームページでは〜と記載されておりました。
私自身〜という強みがあるため〜の業務を行う際に役に立つと感じておりますが、実際に業務で活躍されている方はどのような強みを持っていますか?
ここでは、「御社の企業分析はしっかりしてるよ」「私はこのような強みがあるよ」「でも実際はどうなの?」という構成で質問しています。
ただ、全ての質問でこの手法を行うとアピールがしつこく感じてしまうので2回くらいに留めておいた方が吉です。
2つ目の「面接官自身のことを聞く」ということですが、人間は自分自身に興味を持ってくれる人に好意を持つものです。
特に「苦労したこと」「なぜこの仕事を選んだのか」については話せることが多いと思います。
あなた自身への好感度を上げるためにも、面接官自身の人間性について掘り下げてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
次回以降の記事では、簡単にできるテク(オンラインor対面)やESの書き方など実践的な就活テクについて書いていきます。
私自身、試行錯誤の末にこの手法を使って内定まで辿りついたため、ぜひ試してみてください!